
益田ミリさんの新刊を読みました!
益田ミリさんの新刊は、全てではないですがチェックしています。
今回は、「友達」シリーズ第2弾ということで読んでみたところ、泣けたりほっとしたり…良かったです。
心がほぐれた一冊をご紹介します~。
益田ミリ「友達」シリーズとは?


益田ミリさんの「友達」シリーズは今回で2冊目です。
第1弾は、「ミウラさんの友達」という題名で、2022年3月に発売されました。
↓ミウラさんの友達について、詳しくはこちら↓


2冊とも読みましたが、この2冊に関連性はなく、登場人物は別人物。
「友達」について考えさせられる点が、共通しているだけです。
(ちょこっと、あれこの店前回も出てきた?とか細かい点はありますが。)
それなので、第2弾から読んでも全く問題はありません。
2冊とも違った「友達」の形なので、どちらも読んでみると面白いです。
↓友達シリーズ第2弾「サトウさんの友達」↓
2025年5月22日に発売されました。
「サトウさんの友達」あらすじ


さとう りつ子は40歳独身の会社員。母親と2人暮らしです。
職場は勤続年数が長くなってきています。後輩に気を遣ったり、居心地が少し悪い様子。
数少ない友達とも最近は会っておらず、友達が減りつつあることを意識します。
そんな中、ひょんなことからNintendo Switchを手に入れたりつ子。
ゲーム初心者で何をやったらよいか分からず、とりあえず「あつまれどうぶつの森」を購入。
「あつまれどうぶつの森」にハマっていき、ゲームをやるうちに新たな人間関係や生活が変わっていくのでした。
「サトウさんの友達」読んだ感想


アラフォー独身である私も、現在友人が少なくなっていると感じています。
というかちょうど最近、数少ない独身の友人と「友達」って減ったよねと話していたばかり。
結婚、出産、引っ越しなどでライフステージが変わり、会わない人が増える時期が今なのかもしれません。
そんな新たな人間関係の構築にゲームが役立つというのが、なんかいいな~と。
「あつ森」(この訳し方でよかったっけ?)を通して知り合う女性が出てくるのですが、りつ子と歳など違くて。
でも、2人とも「あつ森」にハマっているという共通点がある。
年齢や環境が違くても、熱く語れる共通の趣味があって、それを語れる人がいるだけで世界が変わります。
漫画でも触れていましたが、「いい距離感」の友達っていいですよね。
「あつ森」の対人関係は、いい具合にテキトーで憧れていたと、りつ子が出会ったアオリンは言います。
「あつ森」はやったことがないのだけれど、テキトーな人間関係を楽しめるなら、こんなゲームいいですよね。
学生時代と違って、いい距離感の友人ってなかなか作るのが大変。
そんな思いをうまい具合に漫画として表現されていて、面白かったです。
また、りつ子の母がいつもと様子が変わってきて、ちょっと心がざわざわしました。
母はいつでも自分を心配してくれていたけれど、今度は自分が親を心配する歳になったと気が付いたりつ子。
母の変化に心を痛めたり、受け入れたり、対応していくりつ子の姿は途中読んでいて泣けました。
こういった、気持ちの落ち込みや不安を描くのが益田さんは上手い。
自分の親も高齢になってきており、介護は発生していませんが、助けることが増えました。
そんな不安な思いが出てくるアラフォーの思いが刺激された、そんな内容でした。
読みやすいのであっという間に読んでしまいましたが、時間が経ってから改めて読みたい漫画。
とてもいい作品でした。
因みに、私の母(70歳近く)にも貸して、「すごく良かった」と言っていました。
通り過ぎたアラフォー時代と母目線とどちらも持って見られたからかな。
世代を問わず楽しめる作品だと感じました。
まとめ
今回は、アラフォー女が共感した漫画「サトウさんの友達」をご紹介しました。
「友達」シリーズの第2弾は、友達や家族について考えさせられました。
いい距離感の対人関係の理想を見た気がします。
皆さまの本選びの参考になれば幸いです。
- 「サトウさんの友達」(益田ミリ)2025年5月22日に発売された。
- 友達シリーズの第2弾。第1弾は「ミウラさんの友達」で、この2冊の主人公は違うので、第2弾から読んでも全く問題なし。
- アラフォー独身女性が、いい距離感の人間関係を構築する話。
- 友人の話だけではなく、母親の状況の変化から発生した、主人公の心の動きに泣けた。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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