荻上直子監督作品は、
気になってしまいます!
映画「かもめ食堂」が大好きなんです。
リアルには起こらないだろうな~と思うけれど、
何だか癒される…。
その後、監督作はチェックしてきました。
2024年10月、新作も公開するとのこと!
↑映画「まる」予告↑
堂本剛さんが主演のこの映画。
予告編を観たら面白そうで、劇場で観たいと
思っています!
最新作も公開予定の荻上直子監督。
今回は、そんな監督の過去作の中から
オススメ作品をご紹介します。
かもめ食堂
荻上監督といえば、この映画!
あらすじ
サチエはフィンランドのヘルシンキに
「かもめ食堂」という名の食堂をオープン
させます。
しかし、お客は一向にやってきません。
ある日、サチエはひょんな出来事から、
日本から来た旅行客ミドリと知り合います。
そして、彼女に店を手伝ってもらうことに。
また旅行客であり、空港で荷物を紛失し足止めを
食っていた、マサコとも知り合います。
メニューのおにぎりでは客は来ず、
ある日シナモンロールを焼くと、やっと来店者が
増えていったのでした。
サチエたちは、様々な事情を抱えた人たちとも
交流をしていきます。
やがて店は地元住民の人気店へと成長して
いくのでした。
サチエ:小林聡美 ミドリ:片桐はいり
マサコ:もたいまさこ
感想
これを最初に観た時は驚きました。
何も劇的なことは起こらないのに、
こんなに面白い映画ってあるんだなぁと。
ヘルシンキという場所があると知ったのも、
この映画。
実際にこんな設定ありえないと思うんですが、
ワクワクしてしまいました。
おむすびやコーヒー、シナモンロールが凄く
美味しそう。
フードコーディネーターの飯島奈美さんの
ファンになったのもこの映画。
↓飯島奈美さんの本↓
疲れた時に「かもめ食堂」を観たら、
ホッとしてまた頑張ろうと思えるのでした。
原作は、群ようこさんの同名小説。
小説の方が、サチエがどうしてお店を開店
したのか等が詳しく書かれていました。
映画の方は、あまり説明的なものが
ありませんでした。見比べると面白かったです。
↓かもめ食堂 文庫↓
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※2024年9月6日現在、「かもめ食堂」は
追加料金なしで観ることが可能でした。
めがね
癒されたい時は、これ!
あらすじ
人生を休憩しようと、南の海辺町を訪ねたタエコ。
そして、不思議な一軒宿のハマダに
宿泊することに。
しかし観光も何もない町に、暇を持て余して
しまうのでした。
周囲の人間は、マイペースすぎる人たちばかり。
そんな人たちに振り回され、一度は宿を
変えようと出ていきますが失敗。
次第に自分のペースで「たそがれる」術を
身につけていくタエコなのでした。
タエコ:小林聡美 サクラ:もたいまさこ
ハルナ:市川実日子 ユージ:光石研
ヨモギ:加瀬亮
感想
疲れた時ほど、この映画は心にしみるんだと
思います。
現実逃避したいな…と思う時ほど、見てみると
「こんな暮らしいいなぁ」と感じたり。
海と美味しいご飯とぼーっとする時間…
最高じゃないですか!
特に劇的なことが起こるってことは、ありません。
でも、不思議とずっと画面を目で追いたく
なるのです。
タエコが辿りついたのは、ケータイが繋がらない
南の島。
ついつい手に取ってしまうケータイ
(というかスマホ)。
デジタルデトックスという言葉が浸透しましたが、
なかなか上手く実行できないでいます。
繋がらないのであれば、潔く諦められる。
そして、目の前に自然が広がって入れば、
それをぼーーっと眺める。
映画では「たそがれる」という言葉が出てきますが、「たそがれる」って案外難しい。
子どもの頃は、空想したり、とにかく
ぼーーっとできました。
大人になるにつれて、できなくなることが
「たそがれる」ってことなのかも。
最近、キャパオーバーで頭がわちゃわちゃ
しているetcの方、夜にぼーっと見ると
良いかもです。
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レンタネコ
ネコ好きは、こちらがオススメ!
あらすじ
平屋の家で一人暮らしをしているサヨコ。
彼女は、亡き祖母を思いながら、沢山の猫たちに
囲まれて生活しています。
仕事は、寂しい人たちに猫を貸す「レンタネコ」業を営んでいます。(他にもいくつか仕事あり)
夫と愛猫に先立たれた老婦人、
単身赴任中の中年男、
お客の来ないレンタカー屋の受付嬢…
みな、それぞれの寂しい思いを抱えており、
猫を飼うことで心の穴が埋まっていくのでした。
サヨコ:市川実日子
感想
とーっても、ゆる~い映画です。
ちょっとファンタジーのような…
「こんな相手のこと何も知らずに貸して大丈夫!?」とか、色々突っ込みどころはあります。(笑)
そういった、細かいことが気になってしまう方は
楽しめないかもしれません。
ただ、それが気にならないくらい猫が可愛い!
豆大福、猫は飼っていないのですが、
猫好きなのです。
だから細かいことは置いておいて、
色々な猫を見られるのは嬉しかったです。
それと、ちょっとありえない設定だからこそ、
疲れた時は癒されるかなと。
サヨコは、レンタネコ業以外に、
株や占い師etcで生計を立てている様子。
「ありえないだろ~」と突っ込みながらも、
楽しんで観ていました。(笑)
あと市川実日子さんの洋服がカラフルで、
見ていて気分が上がりました。
あんまり深く考えないで、ぼーっと見るのに
最適な、猫×癒しの映画です!
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川っぺりムコリッタ
癒しの映画と思いきや、涙した映画でした。
あらすじ
山田は、北陸の小さな町で、塩辛工場に
勤めることになりました。
そして、社長から紹介された古いアパート
「ハイツムコリッタ」で暮らし始めます。
なるべく人と関わることなく、静かに暮らしたい
山田。
しかし、隣人の島田が「風呂を貸してほしい」と
言ってきたことから、静かな暮らしが
一変します。
最初は島田を疎ましく思っていた山田ですが、
次第に2人に友情のような感情が芽生えるのでした。
山田には秘密があり、それが島田に知られて
しまい…。
荻上直子監督のオリジナル長編小説を、
自身が監督・脚本で映画化した作品です。
山田:松山ケンイチ 島田:ムロツヨシ
↓映画の原作 文庫↓
感想
予告編を見たところ、癒し系の映画だと
思ったんです。
でも、ちょっと違いました。
全く癒されないかというと、
そんなこともないんですが…。
全編に、死や孤独といったワードが浮かぶ
シーンが多いです。
山田の父親は孤独死したようで、父の遺骨を
受け取りに行きます。
そこには、身元が分からない方など受け取りが
なされていない遺骨が沢山ありました。
山田自身も、人に言えない秘密があり、
人との関わりを断っている感じです。
いつも明るく能天気な島田ですが、
突然泣き出し、過去に何かあった様子…。
その他にも、夫に先立たれた大家さんや、
墓を売り歩く貧困の親子が出てきます。
みんな人生は絶好調!ってわけではないけれど、
それでもお腹は空くんです。
この映画は、炊き立てのご飯、
もぎたてのきゅうりやトマトが
みずみずしく描かれていました。
食べることは生きることなんだ。
そんな風に思わずにはいられませんでした。
誰かと、美味しいねって言い合える。
それだけで、少し心は救われます。
色々考えさせられる映画でした。
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まとめ
今回は、10月に最新作の公開が控えた
荻上直子監督を解説しました。
どの作品も、疲れた気持ちをほぐしてくれる
優しい作品です。
お休みの時や疲れた時、気になるものを
ご覧になってみてください♪
- 荻上監督オススメ作1:「かもめ食堂」
小説と見比べてみるのも楽しい。 - 荻上監督オススメ作2:「めがね」
現実逃避したいときはコレ! - 荻上監督オススメ作3:「レンタネコ」
ネコ好きは必見! - 荻上監督オススメ作4:
「川っぺりムコリッタ」
生きることについて考えさせられる。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
↓癒しのTVドラマ特集↓