
益田ミリさんの漫画が好き。
豆大福です。
益田ミリさんの漫画は、あるあるネタが多く、
共感できるので好きです。
今回ご紹介する漫画「スナックキズツキ」も
そんな漫画です。
このブログでは、本の内容や映像化に
ついてレポートいたします。
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あらすじ


アルコールは置いていないスナック。
そんな、ちょっと珍しいスナックが
「スナックキズツキ」。
傷ついた者だけが辿りつけるスナックらしい。
店主が用意してくれる美味しい飲み物で一息。
そこで、日ごろの鬱憤を晴らすように、
幻のような時を過ごします。
店を出るころには、
少しすっきりしているので不思議。
職場、家庭、プライベート…
みんな、それぞれの理由で傷ついています。
それでも、
生きていくために前を向いていくのでした。
感想


これは、疲れた時に読みたい漫画です。
とても癒されました~。
漫画の構成としては、
11人の目線から描かれています。
ただ、出てくる人はどこかで繋がっています。
例えば、
1で出てきた脇キャラが2の主人公だったり。
そんな感じになっています。
主人公たちは、
毎回「スナックキズツキ」にたどり着き、
憂さを晴らして帰っていきます。
その憂さ晴らしの方法が、それぞれ違うのです。
ある人は、カラオケに気持ちをのせて歌います。
違う人は、
タップダンスで地団太を踏み、
スッキリした気持ちになります。
スナックの店主は、愛想はないけれど、
主人公たちのモヤモヤした気持ちを
解きほぐします。
こんなスナックがあったら、
豆大福も入りたいな~と思ってしまいました。
また
「モヤモヤって皆抱えているよな、
自分だけじゃないよな。」
と当たり前だけど感じました。
例えば、ミナミとカホのお話。
カホはタワマンに住んでいて、
息子は京大入りという状態。
ミナミから見たカホは順風満帆そうに見えます。
でも、カホは息子からは見下され
(「お母さんより知らないこと取りあえずないわ」
と言われる。)
どうしようもなく虚しく思っています。
「隣の芝生は青く見える」ということを、
この漫画を通して再認識できました。
この漫画は、虚しさや悲しさを
優しく包み込んでくれるので、
読後はとても癒されます。
繰り返し読みたくなる、そんな漫画でした。
漫画の中で共感した言葉たち


ここからは、漫画に出てきた言葉で
共感したものを一部ご紹介します。
「付き合って2年の彼~
いつも自分のことだけしゃべってる~
あたしには質問しないよね~
「徹子の部屋」のゲストの
つもりな~の~か~な~」
スナックのカラオケで歌に
自分の気持ちをのせたナカタさん。
確かにね!あるあるだよね!!
とナカタさんに共感(笑)
「ありふれたものでいいから
確実な明日がほしい」
頼りない人生に思わず
この言葉を発したトミタさん。
は~わかる。。
別に大富豪になりたいとかじゃない。
確実な明日っていいよね。
「シミ消して シワ消して
老化に歯向かって手に入るものって
なんなのかな~」
虚しい気持ちを踊りながら歌ったカホさん。
そうだよね、
いいシミ消しを探していた豆大福は、
この言葉が刺さりました(;^_^A
こんな感じで、共感したり、
はっとさせられる言葉がこの漫画にはあります。
友達と語り合えたような、
そんな読後感もありました。
映像化はしている?


2021年テレビ東京系列で
連続ドラマ化されています。
題名 | スナックキズツキ |
監督 | 筧昌也/湯浅弘章 |
出演 | 原田知世 (真壁トウコ(スナックの店主))他 |
その他 | 全12話 |
スナックの店主役に原田知世さん。
原作はちょっと愛想がない感じなので、
それより柔らかな印象だと思いました。
でも、原田さんがとってもいい!!
原田知世さんの声や表情だけで、
なんだか癒されます。
1冊の漫画を12話の連ドラにしているので、
漫画よりも内容を膨らませています。
漫画原作だと、
原作とドラマが微妙にずれることもありますが、
これはとっても良いドラマ化でした。
原作同様、ホッとできる内容になっています。
スナックで出される飲み物や食べ物も
美味しそう!
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まとめ
今回は、
漫画「スナックキズツキ」について
ご紹介しました。
疲れた夜、休日などに読むと癒されます。
皆さまの読書の参考になれば幸いです。
- 益田ミリ「スナックキズツキ」
傷ついたものが辿りつく、
お酒の出ないスナック。 - 11人の目線で描かれている。
脇キャラだった人が
別の話で主人公となる。 - 疲れた時に読むと癒される漫画。
共感するセリフも多数出てくる。 - 2021年連続ドラマ化されている。
主役は原田知世さん。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
↓益田ミリさん
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