【心が少しラクになる】松浦弥太郎のオススメ本4選|実際に読んで良かった本

当ページのリンクには広告が含まれています。

何だか疲れたな~という時、松浦さんの本を読むとホッとする…

心がざわざわした時、考え事で頭がいっぱいになる時、眠れない時。

そんな時、松浦さんの文章を読むとホッとするのです。

松浦さんの文章は優しくて、少し疲れた時「心の居場所」となってくれるんですね。

今回は、実際私が読んで心がラクになった、松浦さんの本4冊をご紹介します。

目次

松浦弥太郎さんとは?

書店に行くと、沢山の著書が並べられている松浦弥太郎さん。

そんな松浦さんは、1965年生まれの文筆家で書籍商などもやられています。

高校を中退した彼は思い悩み、バイトをして貯めたお金で単身渡米。

アメリカには希望がある気がして、行ってみようと思ったとのこと。

英語ができなかったので、ほとんど話さなくても1日いられる本屋へ行っていたそう。

そこで見つけたビジュアルブックの古本に興味をもち、道端で売ったりします。

1996年日本へ帰ってから、書籍販売をやろうと「m&co.booksellers」を開業。

トラックによる移動書店などもやり、話題になります。

2002年中目黒に「COW BOOKS」をオープン。世界中から集められた様々な本やグッズを取り扱ったお店です。

書店をやる傍ら、文筆業も精力的に行います。

2006年には、雑誌「暮らしの手帖」の編集長に就任。2015年まで携わり退職。

2015年から「クックパッド」に移籍し、新メディア「くらしのきほん」をスタートさせました。

そして2017年「クックパッド」を退職。

2019年からは「DEAN&DELUCA MAGAZIN」の編集長などを勤め、多方面で活躍されている方です。

心が少しラクになったオススメ本4選

オススメの松浦弥太郎さんの本(4冊)

最低で最高の本屋

内容

2009年に発売された本です。

周りの環境に馴染めず、高校2年で中退した著者。

そんな著者が単身アメリカに渡り、本屋を開業するに至った経緯が書いてあります。

高校を中退してから「解体屋」でバイトした日々。

雑誌や本で見たアメリカに希望を見出し、バイト代を貯め単身アメリカへ行ったその先。

全く言葉が通じない中、唯一1日時間が潰せる場所が本屋でした。

そこから日本へ帰り、本屋を始めるまでの悪戦苦闘な毎日…青春と「働くこと」についてのエッセイです。

どんな時に読むのがオススメ? 

  • 松浦弥太郎さんが、どんな経歴の持ち主か詳しく知りたい。
  • 学校や会社へ行くことに、何だか違和感がある。
  • 旅をした気分を味わいたい。

感想

これを読んだのは、今から約13年くらい前でした。

当時20代後半。大学を出て、初めて勤めた会社を辞めた時。

ずっとその会社に居続ける自分の姿が想像できなかったのと、人間関係が悪かったからです。

「働くこと」について考えたくて、手に取ったんだと思います。

読んでみて、途中で泣いていました。

まぁ気持ちがとんでもなく落ちていたので、とにかく言葉がしみまくりでした。

高校をドロップアウトし、何となくアメリカに行き、日本に帰ってきて思いつくことを何でもやった著者。

すごく勇気がもらえたし、会社に勤めるのが当たり前という固定概念が覆されたことを覚えています。

親からは、正社員として次の仕事を早く見つけろと言われていたので、焦っていた気持ちを落ち着かせてくれました。

「たまたまこの人は上手くいっただけでしょ」って笑って終わりにするには勿体ない。

もちろん同じことはできないけれど、何か生きるヒントになるのでは?と思いました。

また、後半は著者が海外へ行った際の旅行記が書いてあり、海外へ行った気分になれます!

軽くなる生き方

内容

2008年に単行本、2012年に文庫化された本です。

「暮らしの手帖」編集長で、文筆家、本屋経営をする著者が綴る生きるヒントが書かれています。

「あたりまえのこと」を大事に、人間関係を構築する。

「仕事で生かす、生かされる」を意識して、仕事を進めていく。

「自分の根っこ」を思い出し、人生の棚卸をする。

松浦さんの体験談がベースとなり、書かれたエッセイです。

(体験とは、行きたい道に進めなかった過去、会社の後輩指導など編集長としての仕事、うつ病になったことなど)

どんな時に読むのがオススメ? 

  • 人や物との付き合い方について考えたい。
  • 仕事について書かれている本が読みたい。
  • 松浦弥太郎さんについて知りたい。
  • 40歳くらいの年で、これからどうしたいか?を考えたい。

感想

これを読んだのは、「最低で最高の本屋」を読んだちょっと後のこと。

確か転職活動を開始した時でした。

何だか生きづらい世の中だなぁと思っていたので「軽くなる生き方」って題名に惹かれたのです。

軽くなる~ってことでしたが、内容はけっこう重めな話で。

といっても、落ち込むとかそういった感じではなく、「なんか話が濃くて重いな~」といった感じ。

だから読んで、ずしっときたし、やっぱり読んで良かったと思えました。

「暮らしの手帖」編集長となり、書店営業でも部下ができ、試行錯誤で仕事をする姿に好感が持てました。

というか、こんな上司の元で働きたいな~!と当時は思っていた気がします。

今回読み直して、「ゴールはひたすらドライ(合理的)に、プロセスはあくまでウェット(感情的)に」仕事をするというところ、すごく共感しました。

人間には感情があって、なんとなく調子が出ない日だってある。人の心を無視したら、どんなゴールにもたどり着けない。

こんな感じのことが書かれていて、ゴールもプロセスもドライで鬼教官みたいな上司の元で仕事をしていた自分にとって、こんなこと考える上司、探してもいないよ…と憧れでしかなかった(;^_^A

働き方に関してや、人間関係について考えたり、自分もこうなりたいと思えた1冊。

あなたにありがとう。

内容

2013年に発売された本です。

対人関係は、近すぎても遠すぎても上手くいかない…。

この本は、著者が自身の経験で気が付いたことをヒントに、人間関係を大事に育む術が書かれています。

「待たせない」「決めつけない」「支配しない」「ひきずらない」「愛情を伝える」「時間を作る」etc。

松浦さん流の人間関係が心地よくなる工夫や発見が書かれた本です。

どんな時に読むのがオススメ?

  • 既にある人間関係に悩んでいる。(家族、恋人、職場など)
  • 新たな環境で人間関係が不安
  • 現在、孤独を感じている

感想

この本を読んだのは、転職活動が実を結び、新たな職場へ通いだした時でした。

以前の職場では、人間関係で躓いてしまったので、今回はなるべく悩みたくないなと思ったのです。

行きの電車で読んだり、帰りの電車待ちで読んだり…心の支えになった、お守りのような本でした。

書かれていることを、全てやるのは大変。

人と適度な距離を保って、自分を整え、愛情を伝え、見返りを求めず急がず、ユーモアも持って…って無理よ(;^_^A

だけど、「あーあ昨日のあの人の言葉むかついたー」とか「めっちゃ傷ついたな…」など色々ある中。

この本を開くと、「まぁちょっと自分が落ち着きますか」ってなれた。(いや、なれない時ももちろんあるが)

松浦さんの体験談は、失敗談も書かれていて、成功体験だけじゃないのがいい。

何の気なしに言った言葉が大事な人を傷つけてしまったこと。

自分だけ引きずっていて、相手に話たら全く覚えていなくてびっくりしたことなど。

あるあるの話も多かったし、気にしやすい著者の気持ち、自分も同じで共感できた。

人間関係に不安を感じている時や、孤独を感じている時、読むと少し心が落ち着きます。

大切に抱きしめたい お守りのことば

内容

2024年に発売された本です。

言葉とは何か。その問いに、著者は「言葉はお守り」と答えます。

辛いとき、困ったとき、どうしたら良いかわからないとき…寄り添って、叱ってくれたり、励ましてくれる。

この本に書かれた言葉は、著者にとって大切なお守りばかりといいます。

あなたのくすり箱になりますようにー。

そんな思いがこもった、155の言葉が載った本です。

どんな時に読むのがオススメ?

  • 現在、困ったり、悲しかったり、虚しかったり、辛い状況にある。
  • 言葉で気持ちを穏やかにしたい。
  • ホッとする本が読みたいけれど、字がぎっしりつまっていない本が読みたい。

感想

前の3冊に比べると、割と最近になって手にとった1冊です。

アラフォーになり、なんだかこの先の未来、私ってどうなっちゃうんだろう…と漠然と不安になっていた時。

たまたま本屋で見かけ、松浦さんの言葉に救われたことを思い出し、手に取ってみました。

ご紹介した3冊以外にも、10冊以上他の本を読んでいたのですが、驚いたのは初期から軸がぶれていないこと。

今回、改めて以前の作品も読んでみたのですが、言っていることが一貫しているのです。

これってすごいなぁと。もちろん、環境が変わり違う考えも出てきたでしょうが、軸は変わっていないのです。

何だか、「初心忘るべからず」と言われているような気分になりました。

アラフォーになると、段々若さは失われていくし、新しい挑戦に尻込みしてしまったり。

だけどこれを読んだら、大事な人間関係は大切にしたいとか、新しく挑戦したっていいとか、勇気づけられました。

寝る前に読んでも良いです。たまに寝つきが悪くなるお年頃。少し読むだけで心がホッとしました。

文庫半分のページにひとつの言葉があり、それに関しての説明は少しです。

文字がぎっしりつまっていないので、PCやスマホの見過ぎで目が疲れた時に良い!

疲れた心がホッとする、言葉の本です。

まとめ

今回は、松浦弥太郎さんの著書で心がラクになった本をご紹介しました。

あと10冊以上読んだ本があったので、どれにしようか迷いましたが…(;^_^A

特に心救われた本を選んでみたので、辛い時、悩んでいる時はぜひ。

皆さまの本選びの参考になれば幸いです。

  • オススメ松浦弥太郎本1→
    「最低で最高の本屋」
  • オススメ松浦弥太郎本2→
    「軽くなる生き方」
  • オススメ松浦弥太郎本3→
    「あなたにありがとう。」
  • オススメ松浦弥太郎本4→
    「大切に抱きしめたい お守りのことば」

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

↓他にもつらい時、落ち込んだとき…
心が軽くなる本↓

↓寝る前に読むと安心する。ことばの本↓

↓松浦さん初監督の映画について↓

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次