小説「一度だけ」益田ミリ2作目の小説 アラフォー女が共感した話

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益田ミリさんの小説、
初めて読みました!

イラストレーターである益田ミリさん。

今まで、数々の漫画作品を
世に送り出してきた方です。

豆大福は、すーちゃんシリーズなど
大好きな作品が多いです。

↓すーちゃんシリーズのブログ↓

そんな益田ミリさんですが、
小説もお書きになっていました!

実は、今回は2作目の小説とのこと。
1作目はこちらです。

↓「アンナの土星」↓

今回の小説は、39歳と36歳の姉妹が
主な目線のお話です。

アラフォーの豆大福も、興味深く読みました。

そして、共感するところも多々あったので、
今回感想等も含めてご紹介します!

目次

あらすじ

夫の浮気が原因で離婚した弥生。
彼女は介護ヘルパーとして働いています。

派遣社員の妹(ひな子)と2人で暮らす日々。

ある日のこと、
叔母がブラジル旅行に妹だけを誘います。

なぜ自分は誘われなかったのか、
弥生は悶々とするのでした。

叔母と妹が旅行中の1週間で、
弥生は新しいことをすると決めます。

ぶつかられた女性を尾行し、
一人でバーへ行ったり…。

一方ブラジル旅行中のひな子にも
悩みはあるのでした。

登場人物

弥生
(姉)
39歳、
夫の浮気でもめて離婚した。
慰謝料として住んでいた
マンションをもらう。
介護ヘルパーとして
働いて半年。
週5日、4人の高齢者宅に
通う。
ヘルパーには向いてない、
別のことをしたいと
思っている。
ひな子
(妹)
36歳、派遣社員として働く。
大学卒業後、
地元の総合病院で
事務をしていたが辞めた。
将来について思い悩み、
結婚についても
考え込んでいる。
淑江
(母)
夫と2人暮らし。
2人の娘たちの将来を
案じている。
清子とひな子が旅行中、
急にキッチンを
リフォームすると言い出す。
清子
(叔母)
淑江の妹で65歳。
3年前に夫を亡くしている。
子どもはいない。
夫は大手製薬会社の重役を
定年まで勤め、
老後の蓄えはゆとりがあり。
洋服をエレガントに着こなす
美人。元看護士。

読後の感想

本から、登場人物たちのため息が
聞こえてきそうな、そんな小説でした。

登場人物は、やるせない気持ちを皆抱えています。(叔母の心情はあまり分からないのですが…)

弥生もひな子も人生このままでいいのか…
と感じています。

豆大福は、姉の弥生と同世代ですし、
妹のひな子は通り過ぎた世代。

弥生の気持ちもひな子の気持ちも分かるので、
心がきゅっと苦しくなる時もありました。

ひな子が結婚を焦り、
色々と行動を起こしていきます。

そんな姿が、痛々しく、
でも分かるような気がして
「益田さんもそんな思いをしたのかな」
と思ったり。

何かを変えたいと思ったのでしょう、
弥生は2人が旅行中、少しずつ新しいことを
取り入れていきます。

これ、ちょっといいなぁと思いました。

気が付いたら、1年前とまるっきり同じ時間を
過ごしている。

そう思ったら、何だか一生このままなのかなぁと
焦ってしまうことも。

劇的に変えるのは難しくても、
ちょっとだけ新しいことを取り入れて
いくのはいい考え。

豆大福も、弥生と同じように、
バーで一人飲みとかしてみようかなぁ。

ちょっと違うことをして、以前を振り返ると、
退屈な日々が実はいい時間だったって
気が付くこと、きっとあります。

この小説を読んで、ちょっと新しいこと
初めてみようかなぁなんて思ったのでした。

文庫は書下ろし漫画付きです!

絵がつくと、同じ話なんですが、
ほんわかした印象になりました。

表紙の絵もポップで可愛い感じです。

文庫の表紙

まとめ

今回は、益田ミリさん2冊目の小説
「一度だけ」をご紹介しました。

アラフォー女性が特に共感できる内容と
なっていましたが、どの世代の方が読んでも
面白い内容です。

益田ミリさんの新たな魅力が開花した小説、
オススメです!

↓「一度だけ」文庫↓

  • 益田ミリの小説「一度だけ」
    39歳と36歳姉妹の視点で描かれた
    お話。
  • 結婚、仕事…人生を考えて思い悩む
    2人の姿に共感する。
  • アラフォー女性が共感できそうだが、
    他の世代が読んでも面白い小説。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

↓20代~40代の働く女性が描かれた漫画↓

益田ミリさんのお仕事漫画、こちらも共感!

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