
豆腐メンタルな私です…
大学を卒業後就職してから、何度か転職をしてきました。
辞める時って勇気がいりますよね…私はメンタル不調で辞めたことがあります。
辞める前にちゃんと次を決めてから辞めるってことができず。
とりあえず辞めてから次を決めるばかりでした。
そんな綱渡りな私は、現在も悩んでばかりです。
今回は、辞めた時に読んだ本、辞めたい時に買った本などオススメしたい本を4冊ブログにしてみました。
『魂の退社 会社を辞めるということ。』
稲垣えみこ
本の内容
朝日新聞社で長年働いた彼女は、50歳の時依願退職。
出世競争や給料の不満など、神経をすり減らし、会社を辞める選択をとったのです。
夫なし、子なしで無職。
辞めた時の周囲の反応、税金徴収額に驚愕したことetc退職する前後のことが書かれています。
働いていた時は、買い物をしまくり、外食し放題。
現在は、住んでいた高級マンションから築45年のワンルームへ転居。
ガス契約なし、冷蔵庫なしの生活をしているとのこと。
そんな彼女が、退職して直面した悩み、良かったことなどを綴ったエッセイです。
こんな人へオススメ
- 「会社を辞めること」について、メリットとデメリット両方書かれた本が読みたい。
- 辞めた後、どういったことが起きたか、実体験を知りたい。
感想
この本、すごく読みやすいです。
さすが朝日新聞で勤めていた方とあり、文章がとてもお上手。
すらすら~っと読めて、時々くすっと笑えるのです。
本は、稲垣さんが50歳で会社を辞めるに至った経緯が書いてありました。
給料を買い物や外食など、どんどん使い、がんがん稼ぐ…というマインドが変わった瞬間。
転勤がきっかけだったようで、年齢は38歳の時。
アラフォーの時期って、これからの生き方を見直す時期なのかもな…と思いました。(私もアラフォーで、今までの暮らし、お金の使い方、人間関係を見直そうと思ったので。)
そして、会社を辞めた後の周囲の反応や税金についてなど、「分かる…」となりました。
私も次を決めずに会社を辞め、周囲を困惑させたこと、あります(;^_^A(転職活動と会社両立できなかったから…)
それでとんでもないことをしでかした気分にはなった。
今思えば、周囲に迷惑かけてなかったし(会社には迷惑かけたけど)、堂々としてりゃ良かった。
税金関係について、稲垣さんは辞める時に会社から説明があったそうです。
しかし私のような小さな会社ではそういったことは一切なく、辞めてから暫くして届いた国保、年金、住民税の額に愕然としたことを思い出した…。(何とか貯金で払った)
こんな感じで、稲垣さんとは会社の規模が全然違いますが、何だか共感できるところが多かったです。
それなので、これから会社を辞めようかな…と思っている方はちょっと参考になりそうかなと。
稲垣さんの生き方について、読み物としても面白いのでぜひ!
『「働けない」をとことん考えてみた。』
栗田隆子
本の内容
仕事を休んだり、福祉制度を利用したり、また働き出したりしてきた人生を送っている著者。
不安定労働者の著者が、普通の働き方ってなんだろう?を考えた本。
本人は2016年にうつ病と診断され、障害年金や生活保護を受給した経験からの視点も盛り込まれています。
こんな人におすすめ
- 「普通に働く」ことが辛いと思っている人。
- 働くことが辛い人目線で書いた本が読みたい人。
感想
前に紹介した、稲垣さんのエッセイより多少の読みにくさはあります。
でも、ここまで「働かない」について色々な視点で書いている本ってないんじゃない⁉と、ちょっと感動した(笑)
著者はうつ病と付き合いながら、仕事をしたり、辞めたりを繰り返し何とか生きてきた人。
本の中で、医者に「今月は身体がつらくて、だるくてどうしようもない」というと「もうみなさん、全滅ですね」と言われたエピソードは、頭に残りました。
うつ病は梅雨の季節つらく、それ以外にも大病をしてしまうのはこの時期だそう。
このブログを書いているのがちょうど梅雨時期。
自分の体が辛いのもしょうがないことだって、何だかホッとした。
本にも書いてありましたが、「フルタイム週5日働くのが当たり前の体力で、暑さ寒さに心身の影響を受けない人たちを労働者モデルに据えている社会」に、なるほど確かに…と思ってしまいました。
以前の会社で、残業すると褒められるみたいな風潮があった。(残業すると全体の仕事効率って落ちると思うんですが…)
他にも、「根性がある」「思ったより体力がある」と褒められた時、嬉しく思う自分がいた。
これって、会社が未だに「モーレツ社員」(使い方あってるかな(;^_^A)を求めてるってことなんでしょうか。
これを読むと、確かに「普通の働き方」ってなんだろ?と考えるきっかけになりました。
「普通に働く」って辛いな…と思っている時、手に取るといいかもしれません。
『最低で最高の本屋』松浦弥太郎
本の内容
周囲に馴染めず、高校を中退した著者。
雑誌などに載っていたアメリカに惹かれ、バイトをして貯めたお金を元にアメリカへ単身渡ります。
知り合いはおらず、言葉も通じない孤独なアメリカ生活。
そんな中、唯一1日時間を潰せる場所が本屋でした。
この本は、著者がアメリカへ渡るまでや、アメリカへ行ってから、また本屋を開業するまでの日々が書いてあります。
青春と「働くこと」についてのエッセイ集です。
こんな人におすすめ
- 会社に属さず、自分の力で働く挑戦をした人の本が読みたい。
- 松浦弥太郎という人物について知りたい人。
感想
この本は、私が20代後半に読んだ本です。
ちょうど新卒で勤めた会社を辞めて、次どうしようかなぁと不安になっていた時、手に取りました。
序文から「「就職しないで生きるには」という1冊の本がありました。」と始まり、興味がわいたのです。
辞めた会社の人間関係が悪く、もう就職したくないな…と思っていたので、夢中になって読んだことを覚えています。
高校をドロップアウトし、自分の力で本屋をやり、現在エッセイストや書店経営をしている松浦さん。
才能があったんだろうし、運にも恵まれていたんだと思います。
本の中では、かなり努力をし、孤独にも負けず色々と挑戦している姿がありました。
そんな姿に心を打たれ、自分もまた頑張ってみようと思えたのです。
(私は結局、また会社員として就職したんですが、それもまた挑戦(;^_^A)
どちらかというと、若い方が胸に刺さるものがあるのかも。
でも、アラフォーの私が再度読み返してみても、学ぶべきところがありました。
挑戦する勇気がもらえる1冊。新しいことを始めたい方におすすめです。
『適職の地図』土屋愛
本の内容
「これからの人生、このままでいいのかな?」
「自分の強みってなんだろう」
そんな「強み迷子」に陥っている方向けの、「適職の地図」。
簡単なワークと問いに答えていく中で、自分の強み、やりたいことが明確になる本書。
就活、転職、キャリアアップ、副業、起業に効く、最強の自己分析メソッド。
7日間のワークで自分と向き合い、心からワクワクできる理想の未来を見つけます。
こんな人におすすめ
- 今の仕事が合っていないような気がする。
- 自分が今後どうしたいか分からない。自己分析をちゃんとしたい。
感想
この本は、「今の仕事自分に向いてないんじゃ…」と思い、手に取った本です。
就職や転職に迷う姉と弟が、カフェで話しているところから、本は始まります。
そこへ怪しげな女性が現れ、「適職クエスト」というゲームへ参加するように促され、姉と弟は参加。
そのゲーム(ワーク)を私たちも同じくやるといった感じになっています。
自分で書き込む欄がそれなりにあり、書いていると頭が整理されていく感じでした。
例えば、DAY1では、お金や時間といった9項目のうち、自分が大事だと思う順番に並べます。
その後、上位3つのキーワードのうち、なぜその順位になったのか?を掘り下げて書くといった感じ。
他にも「手に入れたいものは?」や「理想の未来像は?」などあり、書いていくと「自分こう思ってたんだ」と改めて気づかされました。
自分の本当の気持ちがイマイチ分からないってこと、あると思います。
誰に見られることもないですし、本音をどんどん書いていくと、なんだか頭がすっきりしました。
アラフォーにもなると、自己分析なんてやらないですし、何だか新鮮。特に朝やると本音が書けたかなと。
今までの自分を棚卸して強みを知りたい方、これからの未来これでいいのかな?と悩んでいる方におすすめです。
まとめ
今回は、仕事を辞めたくなった時に読む本を4冊ご紹介しました。
どの本も、自分が岐路に立たされた時に読んだ本で、考えさせられたり、今後のヒントになった本です。
気になった本がありましたら、悩んだとき、手に取ってみてくださいませ。
皆さまの本選びの参考になれば幸いです。
- 仕事辞めたい時読む本1→
『魂の退社 会社を辞めるということ。』稲垣えみこ - 仕事辞めたい時読む本2→
『「働けない」をとことん考えてみた。』栗田隆子 - 仕事辞めたい時読む本3→
『最低で最高の本屋』松浦弥太郎 - 仕事辞めたい時読む本4→
『適職の地図』土屋愛
↓独身アラフォー女が、仕事、お金、健康に
ついて勉強になった本↓


↓心が辛い時に読むと少し楽になる本↓



