【本】小川糸「つるかめ助産院」ドラマや漫画化された小説の見どころ

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小川糸さんの本を読むと、
心が温まります。

10年以上前に発売された小説ですが、
今回読んですごい良かったです!

小川糸さんが描く世界観は、とても温かくて
素敵です。

今回は「つるかめ助産院」のあらすじや感想、
ドラマや漫画化情報をまとめました。

目次

あらすじ

夫の小野寺が突然失踪し、傷心のまりあ。

彼女は、かつて小野寺と一緒に行った思い出の
南の島へ行きます。

島へ行けば彼に会えるかもしれないーー。

そんな淡い期待を胸に島へ訪れたところ、
助産師の鶴田亀子に声をかけられます。

そして、予想外の妊娠を告げられたのでした。

まりあの境遇は複雑で、新しい命を身ごもった
ことを彼女は素直に喜べないでいます。

しかし、亀子や助産院にいたパクチー嬢、
旅人のサミーなど個性豊かな人々に囲まれ、
気持ちが前向きに。

孤独だった過去と正面から向き合いつつ、
島での出産を決意するのでした。

読後の感想

出産したことのない豆大福ですが、
それを経験した人はみんな凄い人だと思えました。

この小説は、まりあが懐妊したことを知り、
出産するまでが描かれています。

出産シーンが最後の方で描かれるんですが、
自分まで痛くなったり辛くなってきました。

文字でそう思わせる小川さんってすごい!
映像が浮かんでくるんです。

それと、小川さんの小説は、それぞれのキャラが
魅力的。

特に助産院の院長、鶴田亀子さん。
(長生きしそうな名前 笑)

亀子さんのキャラは、ダイナミックで
頼りがいがあって温かい。

彼女がまりあに手紙を書き、それをまりあが
読むシーンがあります。

その内容にぐっときてしまい、
泣きそうになりました。
(外で読んでいたのでグッと堪えましたが…)

こんな先生のいる助産院だったら、
行きたくなっちゃいます。

亀子さんの他にも、助産院で働くパクチー嬢や
旅人サミーなど魅力的なキャラが沢山いました。

彼らもまりあと同じく、辛いものを背負って
います。

それでも、みんなで乗り越えていく姿が
とても清々しかったです。

あと、小川さんの小説は食べ物がすごく
美味しそうに描かれていると思います。

今回も、妊婦ラーメンと呼ばれるパイコー麺、
海老のココナツカレー炒めなど、
島で採れたものを使った料理が多数!

想像すると食べたくなり、島に行きたくなります。
(架空の島なので、存在しないんですが
行きたい…)

文庫の最後には、宮沢りえさんとの特別対談が
あり、小説誕生の秘話等が語られています。

素の小川さんが垣間見え、こちらも面白かった
です!

↓文庫発売中です↓

ドラマ化情報

2012年NHKでドラマ化されています。

題名つるかめ助産院~南の島から~
脚本水橋文美江
出演仲里依紗(小野寺まりあ)/
余貴美子(鶴田亀子)/
中尾明慶(サミー) 他
その他全8回放送

↓ドラマDVD(中古)↓

小川糸さん原作の本は、NHKのドラマ化が
多いように思います。

「ツバキ文具店」や「ライオンのおやつ」も
NHKで、とても素晴らしいドラマでした。

漫画化情報

「つるかめ助産院」は漫画化もしていました。

今回調べて初めて知りました…
こちら小説を読んだ後にぜひ読んでみたい!

↓漫画↓

※コミック(紙)の方は中古品しかありません
でした。

1冊読み切りなので、読みやすそうです♪

まとめ

今回は、小川糸さんの名作「つるかめ助産院」に
ついてまとめました。

孤独だったまりあが、前を向いていくところに
グッときました。

大好きな小説がまた増えて嬉しいです。
ぜひ気になった方はお読みになってくださいませ。

  • 小説「つるかめ助産院」
    予期せぬ妊娠に戸惑いつつ、過去と向き合い成長していく女性の話。
  • 2012年NHKにて仲里依紗主演で
    ドラマ化されている。
  • 漫画化にもなっており、絵で小説の
    内容を楽しむこともできる。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

↓小川糸さんのオススメ小説です♪↓

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