【本】原田ひ香「古本食堂」シリーズ続編もあり!神保町に行きたくなる小説

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ずっと読みたかった原田さんの
本。やっと読めました!

神保町が舞台の「古本食堂」。
原田さんが描く古書店、とっても興味が
ありました。

結果読んでよかった!
原田さんの文章は、会話が多くてとても
読みやすい。

読んだ後は、神保町に行きたくなりました。
今回は「古本食堂」についてご紹介します。

目次

「古本食堂」シリーズ 何冊出ている?

「古本食堂」シリーズは、
2冊の本が発売中です。

  1. 古本食堂
  2. 古本食堂 新装開店

↓1巻 文庫↓

↓2巻 単行本(文庫未発売)↓

順番に読むことをおすすめします。
(登場人物の状況や人間関係が段々と変わって
いく為)

あらすじ

鷹島珊瑚(たかしま さんご)は、北海道で両親を
看取った後、独りで暮らしていました。

そんな中、神田神保町で古書店を営む兄の
滋郎(じろう)が急逝したと知らされます。

滋郎は、古書店の入るビルの所有者でもあり、
珊瑚は店とビルを相続することに。

店をどうするかなど決めるため、単身上京。
とりあえず、古本屋を再開させてみるのでした。

一方、珊瑚の親戚で国文科の大学院生である
美希喜(みきき)は、母から珊瑚の様子を見に
行くよう言われます。

生前滋郎に、進路相談をしたことがあり、
お世話になった美希喜。

珊瑚の様子を見に行くうちに、店を手伝うように
なります。

美希喜は、古本屋や神保町の街に魅了されていき、
様々な人と出会い、今後の進路を決めるのでした。

店が軌道に乗り始めたところで、珊瑚は、
北海道にいる大事な人、友人に思いを馳せますー。

このまま東京に留まるべきか、迷う珊瑚なので
した。

主な登場人物

鷹島
珊瑚
70代女性。
独身で、両親を介護して看取った。
北海道帯広在住だったが、
兄の滋郎が急逝したことにより、
神田神保町へ一時移り住む。
帯広の家はそのままにしている。
帯広には、旧友や大切に思っている人がいる。
美希喜20代女性。
珊瑚は美希喜の大叔母にあたる親戚。
父母と暮らしている。
神保町近くのO女子大へ通い、
生前の滋郎と交流があった。
今後の進路について迷っている。

この2人の視点が章ごとに入れ替わります。
珊瑚と美希喜の視点で見え方が違うので面白い!

続編では、生前の滋郎視点が少し入ります。
滋郎がどのように古書店を営んでいたかが分かり
ます。

もちろん、この他にも登場人物多数!
古書店の近所で店を営む人々など、珊瑚や美希喜と
関わる人が沢山でてきます。

2冊読んだ読後の感想

すごい読みやすくて、あっという間に読めて
しまいました!

本を読むのがあまり早くない豆大福ですが、
これは一気読みしてしまった。

会話が多いので、すんなり読めたのだと思います。

最初だけ、唯一引っかかったのは、珊瑚さんが
自分を「あたし」と言っていたところ。

「あたし」って何だか読みづらいなぁと。

でも、美希喜ちゃんのパートで自分を「私」と
呼んでおり、あ!そういうことかと納得。

珊瑚目線と美希喜目線でパート分けしてあるので、
どっち目線か読者に分かりやすくする為だった
のかなと。

そうと分かれば、あとは気にならず、すんなり
読めていました。

神田神保町が舞台の本作ですが、古本屋の話だけ
でなく、神保町の飲食店も多く登場します。

実在するお店が多く「あ!これ知ってる!」
「聞いたことあるお店!」となり、ワクワク
しました。

神保町へ行きたくなりましたね。
あのお店に行って、これを食べたいなぁと
涎が…(笑)

食べるシーンが多く、想像するだけでお腹が
すきます。
これは映像化したら楽しそうなんて思っちゃい
ました。

もちろん、本の話も多いです。
珊瑚や美希喜が客に紹介する本たちは、
知らなかった本ばかり。

本の中で出てくる本をまた読みたくなる。
そんな感情が湧きました。

70代と20代それぞれの世代で悩みはあり、
2人それぞれ恋の悩みがあったり…
視点が2つあるのも面白かったです。

幅広い世代が面白いと感じるような、そんな
小説となっていました。

読書と美味しいものが好きな豆大福にとって、
読んでいてワクワクした小説。おすすめです!

小説に出てきた、気になる飲食店

感想にも書いた通り、神保町に実在するお店が
多数出てくるこの小説。

登場人物が実際行くお店、話だけ出てくるお店、
どちらも合わせるとかなり沢山のお店がありました。

豆大福が気になったお店は、こちら。

笹巻けぬきすし(小川町)

↓笹巻けぬきすし紹介ページ↓

1巻の第1話に出てきたお店です。珊瑚の様子を
見に行った美希喜が、手土産に持って行った
食べ物。

小説によると「普通の海苔巻きの半分ほどの寿司を
クマザサでくるりと巻いてある」とのこと。

笹の葉の香りが良いそうで、腐りにくいと。
描写が美味しそうで、お土産で買っていきたく
なりました!

欧風カレーボンディ(神保町)

↓欧風カレーボンディ公式HP↓

1巻の第2話に出てきたお店です。美希喜が昼食で
立ち寄り、珊瑚へテイクアウトでカレーを
持ち帰ります。

作中では、カレーの他に付け合わせでじゃがいもが
2個とバターが付いてくるとのこと。

じゃがいもがそのまま2個!?珍しい!

お店HPを見てみたところ、皮つきと思われる
じゃがいもが、そのまま2個付け合わせた写真が
ありました。

行って食べてみたいなぁ。
お店の雰囲気も素敵な感じ。

ただ、全部食べられるかが不安だけど。
(と言いながら、美味しそうなのでぺろりと
食べちゃいそうです!)

ブックハウスカフェ(神保町)

↓ブックハウスカフェ公式HP↓

1巻の第4話に出てきたお店です。珊瑚がとある
ことで疲れ果て、落ち着いて昼食を食べたいと
選んだお店。

小説によると「子どもの本専門店の真ん中に席が
あって、カレーやハヤシライス、ケーキなんかの
軽食を食べることができる」と書いてありました。

本に囲まれながらの昼食っていいですね。子どもの
本専門店ですから、お子さんも多そうです。

公式HPには、可愛らしいイラストでメニューが
書いてありました。

珊瑚が美希喜へお土産として買ったカレーパンも
メニューにありました!これ、お土産に
買いたいな…。

今回ご紹介したお店以外にも、沢山のお店が
出てきました。
「古本食堂」の聖地巡礼してみたい~!

小説に出てきた、気になる本や映画たち

お話の中に出てくる、本や映画も実在する作品。
ということで、気になる作品も多かったです。

豆大福が気になった本や映画はこちら。

本:ハッと驚くお弁当づくり
(小林カツ代著)

↓ハッと驚くお弁当づくり(小林カツ代著)↓

1巻の第1話に登場した本。子どものお弁当作りに
悩む主婦へ、珊瑚が渡した本です。

写真がない料理本ということで、読む料理本と
いった感じみたい。一度手に取って、読んでみたく
なりました。

映画:珈琲時光

↓珈琲時光DVD↓

↓Amazonプライムビデオで配信中↓

2巻の第2話に出てくる映画です。

この映画は、気になるというか、昔1度見たことが
あるんです。懐かしくて、もう1度見たく
なりました。

珊瑚の兄である滋郎が生きていた時、神保町で
この映画の撮影があると、仲間内で盛り上がった
ということ。

歌手の一青窈と俳優の浅野忠信が出ている作品。
浅野忠信好きな豆大福は、浅野さん目当てで鑑賞。

とても優しい雰囲気の映画でした。
もちろん、神保町の街並みも映画に映って
います!

この2作以外にも、気になる本などがありました。
本好きにはたまらない、「古本食堂」です。

まとめ

今回は、豆大福が読んで大ハマりした「古本食堂」
をご紹介しました。

更に続編を作ってくれないだろうか。
珊瑚さんや美希喜ちゃんのその後が
気になります!

いつか神保町へ聖地巡礼をしたときは、ブログに
したいと思います(笑)

  • 「古本食堂」シリーズは、2冊の本が
    発売中。
  • 神保町を舞台とし、古本屋を切り盛り
    する大叔母(70代)と親戚女性(20代)
    の話。
  • 小説には、実在する神保町の飲食店が
    多数出てくるので、実際に行きたく
    なった。
  • 小説に出てくる本や映画も手に取って
    みたくなる。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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