大掃除前に読むとやる気になる本|片づけのヒントになる小説・エッセイ5選

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もう大掃除の季節…

あっという間に12月!12月といえば、大掃除の時期ですよね…。

これがなかなかやる気がでない(;^_^A

「私のやる気スイッチどこいった⁉」と毎年思っている気がします。

そんな時、少しでも気持ちを上げようと手に取るのが、“片づけ”について書かれている本。

気持ちから高めていくって大事で、私はそうじゃないと、一生やる気なんておきない(笑)

今回ご紹介する5冊は、まさにその“スイッチ”になってくれた本たち。

読み終わった後「使っていない物を片づけようかな…」という気持ちになったんです。

片づけ・大掃除に向けて、少しでも気持ちが動く本を集めてみたので、気になったら読んでみてください♪

目次

小説:『あなたの人生、片づけます』
垣谷美雨

片付け屋・大庭十萬里が、部屋、そして人生そのものを整理する!

社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた高齢男性、子どもに見捨てられた資産家夫人、訳ありでやる気のない主婦…皆それぞれ“心に問題のある人”ばかり。

十萬里は原因を探りながら、汚部屋やその人の人生を蘇らせるーといった内容の小説です。

「部屋の乱れは心の乱れ」とはよく言われることで、心の奥底に眠る“乱れ”を正さないと、一生片付かないまま。

この小説に出てくる主人公たちは、過去に囚われて前へ進めない人たちばかり。

でも、これ分かる…職場で辛い環境にあったり、恋愛が上手くいかない時、きまって部屋がカオス状態になる(;^_^A

で、心機一転、物を片づけて部屋が綺麗になった時のあの爽快感!(それを繰り返している気がする⁉)

目に見えるものがスッキリするだけで、気分も落ち着くってものです。

本の主人公たちは、誰でも同じような状況になるかも…といった身近さがありました。

読んだ後は、きっと「えいやっ」といらない物を処分する気になれるでしょう。

小説:『捨てたい人 捨てたくない人』
群ようこ

溢れかえる物、物、物…家族の物を処分したり、整理整頓するため奮闘する姿を描いた、連作小説です。

5つの作品で構成されており、姉の洋服を処分させたい妹、逃げた息子の嫁の後始末をする父、母の大量に所持する食料をどうにかしたい娘などが出てきます。

その中でも「本好きとフィギュア好きの新居問題」の章に共感しました。

結婚を控えた2人が、お互いの趣味の物が手放せず新居に入りきらないので、別居婚しかない⁉といった内容。

私もCDや本が大好きで、それなりの量を手放せないでいます。

誰かと暮らしたことはないのですが、こういった状況になったら自分も手放せるのかしら…と考えてしまいました。(ま、予定はないですがね~笑)

“物が捨てられない”ってだけで、諍いになったり、相手を困らせたりする。

物に対する執着をどれくらい減らせるのかーということを考えるきっかえになった本でした。

読後は、とりあえず物の量を減らそう…と重い腰を上げられるかもしれません!

エッセイ:『家事か地獄か』稲垣えみ子

稲垣えみ子さんは、長く勤めた会社(朝日新聞)を50歳で依願退職された方。

フリーのジャーナリストとして活動することになり、住まいを小さくし、物を手放し…といった感じで、今までの暮らしを手放した結果、楽になった!と本には書かれています。

以前は「豊かさ」を追い求め、オシャレな洋服、美味しそうな食べ物を次々と購入。

そして、着きれない服、食べきれない食べ物で部屋が溢れかえっていた過去がある、稲垣さん。

まずモノを整理するより、自分の肥大化した欲望を整理しなければ片付かない…と気が付いたそうです。

試行錯誤で欲望やモノを手放した結果、ガスなし、冷蔵庫なしの生活に。(!)

稲垣さんは、モノが減ったおかげで、圧倒的に家事が楽になったんだとか。(ここまでやればそりゃそうだ。)

ご本人もおっしゃっていたように、これは独身で自由な身だからこそ、できることだとは思います。

でも「確かにそうだよね…」と思えた部分は、沢山ありました。

というか、私も独身なので、やろうと思えばここまでできる!?いや、ちょっとそれは無理かも(;^_^A

“実録・人はどこまでモノを減らせるか”の章では、洗面所・洋服・台所の捨てたモノや経緯が書いてあり、参考になりました。

語り口調でスラスラ読めますし、時々クスっと笑えるので、軽くやる気を出したい時にぴったり。

彼女の部屋のカラー写真も載っていて「こんな片付いた部屋に住みたいな…」と思わせてくれました。

エッセイ:『たりる生活』群ようこ

愛猫を見送り、一人暮らしには大きすぎる部屋から、引っ越しを決めた群さん。

“終活”の第一歩として、身軽な生活をするためと、物を減らし、新居を探した末、見えてきた「たりる生活」とは?

引っ越しの大変さが、時に可笑しくユーモラスに描かれており、知り合いの話を聞いているようで面白かったです。

お仕事柄もあり、やはり雑誌など紙類が多いと記述がありました。

そして、紙類は束ねるとすごく重い!

これを読んで、いらない雑誌、とっておいた紙類の処分に取り掛かったのでした。

また、「天袋にぎちぎちに物が詰まってる」と群さんの友人が困っている話が載っていて、思わず実家のことを思い出しました。

「家の天袋ってどうなっているんだろう?」と、帰省した際見てみたところ、家もぎっちぎちに物が詰まってる(;^_^A

家族の誰も、何がどれくらい入っているか把握できていない状況。

私は一人っ子なので、この天袋を一人で片づけるのは大変すぎる!と、家族と一緒に少しずつ片づけ、今年なんとか終了しました。

こんな感じで、引っ越しエッセイではあるのですが、片づけのヒントになった本なのでした。

エッセイ:『ジジイの片づけ』
沢野ひとし

イラストレーターでエッセイストの沢野さんが、親しみやすいイラストと23編のエッセイや19のコラムで、“片づけ”に関して語った本です。

片づけの本って、大体が女性目線で書かれたものが、多かった気がします。

自分のことを「ジジイは…」と言って始まる文章は、クスっと笑えるものでした。(イラストに癒される~)

この本は、一気に片づける…という内容より、日々の心がけについて書かれています。

“朝の10分間片づけ”、“人生に不安を感じたら窓を拭く”、“老人よ大志を抱け、引き出しを検討せよ”といった感じで、日々身の回りを片づける沢野さんの心がけ、片づけに関するエピソード満載な本。

そんな沢野さんも、「モノの片づけは、心の片づけでもある。」とおっしゃっています。

整理整頓された身の回りだからこそ、仕事に専念でき、気持ちが穏やかにいられるのでしょう。

そして、ここでも「天袋や床下には物を置かず、コツコツ片づけた方が家の中の空気は淀まず、いつも新鮮になれる。」と書いてありました。

群さんのエッセイで、天袋の話が出てきましたが、やはりここでも天袋が出てきましたね。

そして、床下に関しては「あれ、実家って床下収納はあった?台所にあったっけ?」と不安になってきた…(;^_^A

年末は、床下収納を真っ先に見てみようと思います。

こんな感じで、日々の片づけ習慣についてや、家の片づける場所についてのヒントになるエッセイでした。

まとめ

今回は、片づけ・大掃除に向けて、少しでも気持ちが動く本を集めてみました。

あっという間に終わってしまいそうな12月ですが…これらを読んで片づけなど頑張ります!

皆さまの本選びの参考になれば幸いです。

片づけて売れそうな物は、
売ってみても良いかも…↓

  1. 片づけ・掃除オススメ小説→
    『あなたの人生、片づけます』
    垣谷美雨
  2. 片づけ・掃除オススメ小説→
    『捨てたい人 捨てたくない人』
    群ようこ
  3. 片づけ・掃除オススメエッセイ→
    『家事か地獄か』稲垣えみ子
  4. 片づけ・掃除オススメエッセイ→
    『たりる生活』群ようこ
  5. 片づけ・掃除オススメエッセイ→
    『ジジイの片づけ』沢野ひとし

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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