
『ランチ酒』の続編出ないな~と思っていたら、新章が出ていました!
原田ひ香さんの人気シリーズ『ランチ酒』の続編的小説、『あさ酒』。
『ランチ酒』の主人公は脇キャラになっており、新たな主人公目線で話が続いていました!
『ランチ酒』を読んでいる方は必見の小説。
まだ読んだことがない方も、ぜひこの世界観をオススメしたいのです。
今回は『あさ酒』についてブログにしてみました♪
『あさ酒』とは?|作品の基本情報


著者・原田ひ香さんについて
1970年生まれの原田ひ香さん。
大学を卒業後、秘書として働き結婚。
シナリオを独学で学んだ後、フジテレビヤングシナリオ大賞に応募。
最終選考に残ったとのこと。
2006年『リトルプリンセス2号』でNHK創作ラジオドラマ大賞最優秀作品賞を受賞。
現在は、数多くの小説を出版され、人気を博しています。
TVドラマ化は、2025年8月現在、2作品あり『一橋桐子の犯罪日記』『三千円の使い方』が映像化。
話題作が続く原田ひ香さんに注目です!
『ランチ酒』との関係性
『ランチ酒』は、バツイチでアラサーの女性が「見守り屋」という風変わりな仕事をする小説。
夜から朝まで、寝ずの番で人やペットを見守るといった仕事内容で、仕事終わりに食事をします。
夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」が主人公の唯一の贅沢で、会えないわが子を思いながらしんみり飲むことも。
美味しいご飯×美味しいお酒を食べたり飲んだりする主人公の描写が大人気の小説なのです!
↓詳しくはこちらのブログで…↓


現在3巻まで文庫が出ていますが、この後が出ていませんでした。
そこへ今回の新章『あさ酒』が登場!
主人公は別人物ですが、『ランチ酒』の主人公や見守り屋の仕事と繋がります。
時系列としては、『ランチ酒』3巻の後の話が読める感じ。
前作を読まなくても面白いですが、読んでいた方が細かい点が分かって、楽しめる作りとなっています。
『あさ酒』のあらすじ


水沢恵麻(26歳)は、どん底な状態でした。
5年付き合い婚約した彼氏から、婚約破棄を告げられたのです。
彼氏と一緒に住んでいたので、住処をなくした恵麻。
そして、コロナの不況で仕事まで失ってしまいます。
更に追い打ちをかけるように、コロナにかかった恵麻を救ったのは、便利屋「中野お助け本舗」の亀山や祥子でした。
便利屋で「見守り屋」の見習いとして働き始めることになった恵麻。
祥子から仕事終わりの「あさ酒」の楽しみや喜びを教えてもらった恵麻は、色々なお店を開拓していきます。
「見守り屋」で出会う、訳アリなお客たちと関わるうち、恵麻は新たな一歩を踏み出していくのでした。
読んで感じた『あさ酒』の
見どころ・感想


こちらの小説、連作短編となっておりまして、12章に区切られています。
1章が短くすぐ読み終わるので、細切れな時間読むのに最適な本でした。
『ランチ酒』も同じ作りとなっており、どちらもそういった面で読みやすいです。
さて、主人公はアラサーでバツイチの祥子から、婚約破棄された20代の恵麻へとバトンタッチ。
祥子が主人公の『ランチ酒』より、ちょっと子どもっぽい恵麻に感情移入しにくい面もあります。
でも、20代の刹那的な行動や考えとか、まだまだ先がある感じとか、読んでいて新鮮でした。
そして、なんといっても『ランチ酒』ファン必見なのは、祥子のその後が描かれているところ。
祥子の新たな挑戦、恋の行方、子どもとの関係etcその後を知ることができます!
『ランチ酒』続編を待ち望んでいたので、その後について描かれているのは嬉しい。
『あさ酒』単独で楽しむことも可能ですが、やはり『ランチ酒』を読んだうえで、こちらを読んだ方が面白い。
恵麻について今後どうなるか、続きが気になるところです。
彼女が食べたり飲んだりする姿を想像すると、自然とお腹が減ってくる(笑)
読んだら美味しい物が食べたくなる小説。オススメです!
まとめ
今回は、読んだらお腹が空く小説『あさ酒』についてブログにしました。
原田ひ香さんの小説は、登場人物が身近な感じがして、物語に入り込みやすいです。
読みやすい小説なので、気になった方はぜひ
皆さまの本選びの参考になれば幸いです。
- 原田ひ香著『あさ酒』は、『ランチ酒』シリーズのその後が舞台。
- 主人公は、祥子から恵麻に変更したが、祥子や周辺人物は変わらず脇キャラとして出てくる。
- 12章からなる連作短編なので、細切れ時間でも読みやすい。(『ランチ酒』と同じ作り。)
- 『あさ酒』単独でも楽しめるが、『ランチ酒』を読んでからの方が、より楽しめる。
- 人間物語、美味しそうな食べ物やお酒が出てくる話が好きな方にオススメ。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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