【本】「森崎書店の日々」(八木沢里志)神保町が舞台の小説。続編や映画もあり

当ページのリンクには広告が含まれています。

この小説が大好きなんです。

時間を置いて、読み返している小説があります。
それが「森崎書店の日々」です。

「第3回ちよだ文学賞」の大賞を受賞した作品。

人気の作品だったのでしょう。
続編もでき、映画化もされました。

もちろん豆大福、続編も読んで映画も映画館まで
見に行きました!

とってもオススメの作品なので、
今回ご紹介いたします~。

目次

あらすじ

森崎書店の日々

貴子は、交際して1年の英明から
「俺、結婚するんだ」と言われます。

実は英明、貴子と付き合う前から付き合っている
彼女がいたのでした。

驚きすぎて怒ることもできなかった貴子。

英明や結婚する彼女は、貴子と同じ会社に
勤めていました。

会社へ行くことが辛くなり、貴子は会社を
退職することに。

失意の底にいた貴子に、1本の電話が入ります。

長らく会っていなかった、叔父のサトルから
でした。

サトルは神保町で古書店を経営しており、
かなり風変わりな人物。

その叔父から、店にこないか?と誘われます。

聞けば、店は以前住居として使っている
場所があり、家賃光熱費はタダ。

また、少し店を手伝ってくれれば助かると
いうことでした。

神保町に移り住むことにした貴子。

本もろくに読まない彼女でしたが、
サトルやお客などの影響で、本の世界に
のめりこんでいくのでした。

2010年に小学館文庫から発売された作品です。

↓森崎書店の日々 文庫↓

続・森崎書店の日々

森崎書店で過ごした日から2年後。

貴子は、再就職した職場で仕事をしながら、
休みの日は度々叔父の書店を訪ねていました。

すっかり本の虜になった貴子。
叔父から「よい本が入った」と聞けば
目を輝かせます。

店で知り合い、交際することになった
和田との関係も順調でした。

しかし、その和田が喫茶店で昔の恋人と
会っているのを目撃してしまうのでした。

2011年小学館文庫から発売された作品です。

↓続・森崎書店の日々↓

読後の感想

この本を読むと、神保町へ行きたくなります。

古書店街で、古くて趣のある喫茶店がある街…
そんな印象をこの小説から最初感じ取りました。

八木沢さんの文章から、神保町はとても魅力的な
街に思えました。

これを初めて読んだ時は、すぐに神保町へ
行ってみました。

そして、小説に何度も出てきた「さぼうる」にも
行けて、かなり感動したのを覚えています。

(小説では、「すぼうる」と店名を変えて
いましたが…)

明かりが柔らかで、木のぬくもりが感じられる…
とても素敵な喫茶店でした。

今回久々に再読したのですが、今年はまた
神保町へ遊びに行こう!と決意。

もちろん神保町の街だけでなく、それぞれの
キャラクターも魅力的。

何も一生懸命になれない主人公が、
本の世界にハマっていく姿が眩しい。
(自分も本を読みたくなる!)

すぼうるの渋いマスターや、話好き客のサブさん、
すぼうるでバイトしているともちゃんや高野君。

神保町の街に馴染んだ、個性的な面々が並びます。

そしてなんといっても、叔父さんのサトルが
とってもいい!

本のこと以外はてんでダメだけれど、
本への熱い情熱は、こちらを羨ましい気持ちに
させます。

貴子が悩んでいる時、自分の過去を話す姿は
印象的で、「こんな叔父さんがいたらいいな」と
思いました。

(実際にいたら、ちょっと鬱陶しいかも
しれないけれど 笑)

続編は、貴子の新たな恋にヤキモキし、
叔父さんと妻の桃子さんの話に涙したり…。

それぞれのキャラクターのその後が読めるのも
嬉しい!続編とセットで読むことをお勧めします。

流れる空気間が温かく、読んでいてホッと
できる小説。

そして、神保町に住んでみたくなった、
そんな小説でした。

映画化について

2010年、本作は映画化されています。

題名森崎書店の日々
監督日向朝子
出演菊池亜希子(貴子)/
内藤剛志(サトル)他
その他109分

↓森崎書店の日々 DVD↓

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

「森崎書店の日々」を、割と忠実に再現した
映画だと思います。

神保町の雰囲気が映画で楽しめて、こちらも
豆大福が好きな映画となりました。

菊池亜希子さんのアンニュイな感じが
貴子にぴったり!

サトルは、小説とは少し違った印象でしたが、
内藤剛志さんの温かな演技がとてもよかった
です。

映画も続編があれば良かったのにな…と
ちょっと残念。

菊池亜希子さん、豆大福は大好き!

彼女はイラストがとっても上手で、
街歩きも好きみたい。

こちらの本も持っているんですが、
東京の色々な喫茶店が紹介されていて
楽しかった!

↓「好きよ、喫茶店」菊池亜希子↓

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

因みにこちらの本では、神保町の喫茶店は
「ラドリオ」が紹介されていました。

菊池さんが描いた、可愛らしく詳細な店内の
イラストに惹かれ、豆大福も「ラドリオ」
行っちゃいました(笑)

映画で菊池さんに惹かれた方は、
手に取ってみることをオススメします~!

(因みに続編も出ています。)

↓「続・好きよ喫茶店」菊池亜希子↓

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

まとめ

今回は、豆大福が大好きな小説&映画
「森崎書店の日々」をご紹介しました。

神保町や読書の魅力が詰まった小説。
秋の読書にもぴったりです。

  • 「森崎書店の日々」
    神保町を舞台にした小説。
    街もキャラも魅力的に描かれている。
  • 「森崎書店の日々」から2年後の続編もあり。
  • 2010年に映画化されている。
    貴子役の菊池亜希子さんが役に合っていた。
  • 神保町のカフェも登場する
    「好きよ、喫茶店」(菊池亜希子)も
    オススメ。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次