
映像化が多い吉田修一さん作品。
吉田さん原作映画『国宝』が大ヒットしています。
私も観てきましたが、とても素晴らしい作品で感動!
ふと吉田さん原作の映画ってどれくらいある?と思い調べたところ、かなりありました。
そこで、今回は映画化された吉田さん作品をまとめてみました。
またおすすめ7選は、実際に私が読んだ・観た作品で良かったものを選んでいます。
映画化した吉田修一作品一覧


吉田修一さん作品は、13本映画化されています。
- 7月24日通りのクリスマス(2006年公開)
- Water(2007年公開)
- パレード(2010年公開)
- 女たちは二度遊ぶ(2010年公開)
- 悪人(2010年公開)
- 横道世之介(2013年公開)
- さよなら渓谷(2013年公開)
- 怒り(2016年公開)
- 楽園(2019年公開)
- 太陽は動かない(2021年公開)
- 湖の女たち(2024年公開)
- 愛に乱暴(2024年公開)
- 国宝(2025年)
ほんと、映画化作品が多いですね~。
今回は、赤線を引いた7本をご紹介します!
おすすめ作品のあらすじ、映画情報、
原作


7月24日通りのクリスマス
題名 | 7月24日通りのクリスマス |
公開年 | 2006年 |
出演 | 中谷美紀/大沢たかお 他 |
原作小説
内容
地味で目立たないOL本田小百合。
退屈な毎日をやり過ごしていたところ、同窓会の知らせが届きます。
同窓会には、昔片思いしていた聡史が東京から帰ってくる…。
期待もなく出かけた小百合に聡史はー恋愛長編。
ひとことメモ
これ、20代の時に何度も読みました。
王道のラブストーリーって感じで、読むたび幸せな気分に。妄想してふわふわいい気分になったものです(笑)
映画は、大沢たかおさんがカッコいい王子様みたいで素敵でした♡
恋する気持ちを取り戻したい!王道のラブストーリーを読みたいor見たい!という方へおすすめ。
パレード
題名 | パレード |
公開年 | 2010年 |
出演 | 藤原竜也/香里奈/ 林遣都/貫地谷しほり 他 |
原作小説
内容
都内の2LDKマンションに暮らす男女4人の若者。
各々が不安や焦燥感を抱えていますが、「本当の自分」を装うことで怠惰で優しい共同生活は続きます。
ある日、男娼のサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始めるのでした。
ひとことメモ
山本周五郎賞受賞の本作は、私が吉田修一さん作品を読むきっかけになった本です。
若者たちの群像劇かな~と軽く読んでいたら、まさかの展開に。
ずっと不穏な空気が漂っていて、最後のどんでん返しに驚いた記憶があります。
映画は、特に藤原竜也さんと林遣都さんがぴったり。
ハラハラな気分を味わいたい。どんでん返しに興味がある方はぜひ。
悪人
題名 | 悪人 |
公開年 | 2010年 |
出演 | 妻夫木聡/深津絵里/ 岡田将生/満島ひかり 他 |
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原作小説
内容
保険外交員の女性が殺害されるという事件が起きます。
捜査線上に浮かぶ、ある男。そして、彼と出会ったもう一人の女。
なぜこの事件は起こったのか。
そして、なぜ2人の男女は逃げ続けるのかー。
毎日出版文化賞と大佛次郎賞を受賞した作品です。
ひとことメモ
この作品の主人公の男女は、タイミングが違ったら幸せになれたんじゃないかな…と思ってしまうのです。
不器用な2人の逃避行は、見ていて胸が苦しくなりました。
映画では、満島ひかりさんと岡田将生さん演じる2人が、嫌味たっぷりに演じていて上手いな~と(笑)
深津絵里さんは、この映画でモントリオール世界映画祭で、最優秀女優賞を獲得されています!
『国宝』を監督された李相日監督作。
重厚な人間ドラマを見て、考えたり浸りたい方におすすめです。
横道世之介
題名 | 横道世之介 |
公開年 | 2013年 |
出演 | 高良健吾/吉高由里子/ 池松壮亮/綾野剛 他 |
原作小説
内容
1980年代後半。
大学進学のため、長崎から上京した18歳の横道世之介。
彼は、愛すべき押しの弱さ、隠された芯の強さがあり、様々な出会いを繰り返します。
本屋大賞第3位、柴田錬三郎賞受賞の本作は、青春小説の金字塔。
ひとことメモ
吉田修一さんの小説は、重厚で心がザワザワする作品もありますが、こういった爽やかな作品もある。
横道世之介は、いそうでいない…そんな感じの青年で、とても愛すべきキャラ!
小説では、続編も出ていて人気のシリーズとなっています。
映画は長めの160分ですが、心地よい時間が流れ、全然長く感じませんでした。
幸せな気分になりたい、青春小説・映画が観たい方におすすめ!
怒り
題名 | 怒り |
公開年 | 2016年 |
出演 | 渡辺謙/森山未來/ 松山ケンイチ/綾野剛 他 |
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原作小説
内容
若い夫婦が自宅で惨殺されるという事件が起きます。
現場には、「怒」という血文字が残されていました。
犯人が判明しますが、その行方は分からないまま時は流れます。
事件から1年後の夏のこと。
房総の港町に暮らす槇親子の前に、大手企業に勤めるゲイの優馬の前に、沖縄の離島に暮らす少女泉の前に、それぞれ身元不詳の男が現れます。
逃げる殺人犯の顔にどことなく似ている男たち。彼らの中に犯人はいるのかー。
ひとことメモ
こちらの作品、なかなか重たい内容となっています。
映画は『悪人』を監督した李相日さんが、再びメガホンをとりました。
殺人犯なのでは?と疑われる3人に、森山未來さん、松山ケンイチさん、綾野剛さん。
どことなく3人の目が似ている気がしました。
このキャスティング、絶妙で素晴らしいと思います…そして、3人とも怪しくて怖い。
愛する人をどこまで信じられるか?これは、この作品を見て思ったこと。
重厚な作品を読みたいor観たい方はぜひ。
(映画は体調万全の時に見るといいと思います~なかなか重いので)
愛に乱暴
題名 | 愛に乱暴 |
公開年 | 2024年 |
出演 | 江口のり子/小泉孝太郎/ 風吹ジュン 他 |
↓Amazonプライムビデオで鑑賞可能です↓
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原作小説
内容
初瀬桃子は、結婚8年目の子どもがいない主婦。
夫・真守の親が住む母屋の離れで暮らしています。
週1回の手作り石鹸教室の講師をしつつ、丁寧に暮らす日々。
そんな中、真守の不倫が発覚してー。
ひとことメモ
上手くいかない夫婦を描いていて、心がザワザワした作品。
この夫・真守というのが、本当に「何なの!?」って感じのクズ夫で、イライラ。
映画では、この夫を小泉孝太郎さんが演じております。
とっても爽やかな印象の小泉さんだけれど、優柔不断な感じが似合う!と納得。(褒めてます 笑)
徐々に壊れゆく主婦・江口さんの張り付いた笑顔が怖い…。
夫婦について考えたい方は必見の小説&映画でございます。
国宝
題名 | 国宝 |
公開年 | 2025年 |
出演 | 吉沢亮/横浜流星/ 高畑充希/渡辺謙 他 |
原作小説
内容
任侠の一門に生まれた喜久雄。
抗争で父を亡くし、天涯孤独となった彼を引き取ったのは、上方歌舞伎の名門の当主でした。
思いがけず、歌舞伎の世界に入ることになった喜久雄。
当主の跡取り息子である俊介と切磋琢磨する日々。
ある出来事で、2人の運命は大きく揺るがされることになります。
ひとことメモ
上下巻の大作を175分にまとめ、映画の評判がとても良い今作。
私も映画館で観ましたが、圧巻の映像美でした。
これは、映画館で見た方がより臨場感があると思います。
歌舞伎のことは良く分からない私ですが、とても楽しむことができました。
『悪人』『怒り』に続き、李相日監督がメガホンをとっています!
歌舞伎の世界を知りたい、体感したい方、壮大な物語を読みたい・観たい方必見の作品。
吉田修一さん原作映画、DVDレンタルは?


映画は配信で見ますが、昔の作品は配信されないことも多いなぁと。
そこで13作品が、DVDでレンタルされているかを調べてみました!
↓今回は、GEOの宅配レンタルにあるか調査↓
※スタンダード8(月に8枚借りられる)は、無料お試し30日間無料なのでお得です~。
結果、『Water』『国宝』以外はレンタルできるようでした。
『国宝』は現在公開中なので、いずれレンタルになると思います。
『Water』は、吉田修一さん自身が監督や脚本を担当されたとのことで、気になっているんですが…DVDになっていないようで残念です。
お近くのお店で探してもいいですし、宅配レンタルでチャチャっと借りるのも便利かと思います!
まとめ
今回は、映画『国宝』が大好評の原作者・吉田修一さんの映画化した作品をまとめてみました。
今後も吉田さんの作品は、たくさん映画化されるのでしょうね。
またチェックしたいと思います!
皆さまの本や映画選びの参考になれば幸いです。
- 吉田修一さん映画化オススメ原作1→
7月24日通りのクリスマス(2006年公開) - 吉田修一さん映画化オススメ原作2→
パレード(2010年公開) - 吉田修一さん映画化オススメ原作3→
悪人(2010年公開) - 吉田修一さん映画化オススメ原作4→
横道世之介(2013年公開) - 吉田修一さん映画化オススメ原作5→
怒り(2016年公開) - 吉田修一さん映画化オススメ原作6→
愛に乱暴(2024年公開) - 吉田修一さん映画化オススメ原作7→
国宝(2025年)
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
↓小川糸さん原作の映像化作品はこちら↓


↓2025年下半期 映画化が決定している小説↓

