【本】「世界でいちばん透きとおった物語」電子書籍化不可能なミステリ 続編も読んでみた!

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これは…今までに見たことの
ない作品でした!驚き…

面白いと話題になっていた
「世界でいちばん透きとおった物語」。

気になっていたんですが、今まで読まないで
いました。

最近続編が出たと知り「やっぱり人気なんだ!」と
思って買ってみたところ(ミーハー(;^_^A)
ハマってしまった!

ミステリは久々に読みましたが、こんな仕掛けは
初めて…すごかった。

ネタバレはせず、感想などをレポートいたします~!

目次

世界でいちばん透きとおった物語 
何巻出てる?

現在2冊の本が出ています。

↓第1弾↓

↓第2弾↓

↓第1~2弾セット↓

文庫書下ろしです。1と2の話は別なので、
どちらから読んでも大丈夫。

ただ、主人公など登場人物が1と被るので、
1から読んだ方がより面白いと思います。

あらすじ

第1弾 あらすじ

母子家庭で育った藤阪 燈真(ふじさか とうま)。
18歳の時、突然母が亡くなります。

一人暮らしとなり、淡々と毎日をやり過ごす日々。

そんな中、一度も会ったことがなかった父の訃報
ニュースを目にします。

燈真の父は、大御所ミステリ作家の宮内彰吾。

父は妻帯者でしたが、複数の女性と交際しており、
その1人が母だったのです。

そして、2人の間に子どもができ(それが燈真)
別れたのでした。

自分には関係ないと思っていた燈真でしたが、
兄を名乗る男性から連絡が入ります。

彼は、宮内彰吾が死ぬ間際まで書いていた遺稿が
あるはずだと言い、その原稿を探してほしいと
頼まれるのでした。

思わぬ形で始まった遺稿探し。

編集者である霧子さんの助言をもらいながら
調べていくと、ある真実が出てくるのでした。

第2弾 あらすじ

新人作家となった藤阪燈真。

新たな物語が書けず困り果てる中、妙な依頼が
舞い込みます。

コンビ作家・翠川双輔のプロット担当が死去した
ので、連載中で未完作品の結末を推理してほしい
とのこと。

プロット担当は最近死去しており、執筆担当は
最後の展開を聞かされていなかった様子。

担当編集である霧子さんの力を借りて調べるうち、
小説に隠された“謎”が明らかになっていくのでした。

主な登場人物

藤阪燈真(主人公)母子家庭で育ち、
母が亡くなってからは一人暮らし。
10歳の時重い病気に
かかり、手術をした
経験がある。
本屋でアルバイトをしている。
父である作家・宮内とは
会ったことはなく、認知もされていない。
霧子さんに会うことが
楽しみ。
深町霧子燈真が高2の時に初めて
会った女性。
フリーランスの校正者
だった母の発注元・
S社に勤める編集者。
若いが風格がある。
父の遺稿探しを手伝って
もらった縁から、燈真と
よく会うようになる。
抜群の推理力がある。

※第1弾の時の状況です。

1と2を読んだ感想

第1弾を読んでみて、何て読みやすい本なんだ
ろう…それが1番に思ったことでした。

初めて読む作家さんだったので、自分に合うか
心配でしたが、まったく問題なかったです。

というか、父の遺稿探しどうなるんだろう!?と
気になってどんどん読み進め、あっという間に
読んでしまった!

そして最後の方で種明かしがあるのですが…
びっくりして絶句・・・
何て手のかかった本なんだ!!!と。

え!?そうなの!?と今度はページを前へ前へと
めくり「そういうことか…」と唖然。

これ、確かに電子書籍では不可能な作りですし、
映像化でもない。紙の本だから成立した小説。

このそこまで分厚くない本に、どれだけ労力を
かけたんだろうと思うと「あっぱれ」の一言。

ネタバレしないようにと思うと、これくらいしか
書けませんが…ぜひ1度読んでみていただきたい
1冊。

70近い母親にも貸したところ、やはり驚いて
いました。
「この本すごいわね…」ですって(笑)

第2弾は、第1弾の主人公・燈真のその後が
描かれています。

第1弾とはちょっと違う作りなので、こちらは
電子書籍で読んでも良いと思います。

(第1弾はKindleなど電子書籍はなかった
ですが、第2弾はKindle版もありました。)

第1弾が凄すぎて、第2弾はどうなんだろ?と
思ったのですが、こちらもとっても面白かったです!

第1弾は仕掛けを楽しむ感じで、第2弾は
しっかりしたミステリを楽しむ感じかなと。

第2弾には、作中作(小説の中にある別の小説)が
出てくるのですが、その作品がまた面白く…。

コンビ作家・翠川双輔の片割れ、亡くなった
プロット担当が考えたもので、小説と同時に
作中作も続きが気になるという。

2度小説を楽しんでいる感じがとても良かったです!

ミステリは、昔読んだけれど最近は全然読んで
いなかった。そんな自分も楽しめたのでした。

燈真と霧子さんの関係もよくて、今後の2人の
展開も気になるところ。

第1弾と第2弾併せてオススメの小説。
第3弾と続いてほしいなと願います。

まとめ

今回は、話題の「世界でいちばん透きとおった
物語」シリーズをレポートしました。

嬉しい驚きのあった読書体験。
本好きさんへぜひオススメしたいです。

皆さまの本選びの参考になれば幸いです。

  • 「世界でいちばん透きとおった物語」
    シリーズは、第2弾まで文庫で発売中。
  • 第1弾は、電子書籍不可能な作り。
    紙の本でないと…と思わせてくれた、
    手の込んだ作品だった。
  • 第2弾は、作中作も本格的な話で、
    本作と作中作2度楽しめてミステリ
    として面白かった。
  • 第2弾は、電子書籍で読んでも良いと
    感じる。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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